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光の扉
aura out for a walk [光、……]が[ お留守、……]
吉増剛造
親のない子が仔を誕生ウム([birth]― 起源、発生、出現スル、……)ように、光もリズムも、 その[途上の途々で、……]かぎりなく[枝わかれ[trunk―幹]わかれ―off、あるいは、罅(ひび)が、じっと、生じ、[はじめる刹那]……]する わたくしたちの思考、光の扉
ファウル・ボールfoul ballsも、打たせたら、イチローIchiroo は、さぞ、天才だろう 昔々、青バット blue bat の大下も、…… 色も、color だけではなくって 兆(きざ)"signs" し目を 覚し て"watch"、羽毛ウモウの ような"a scratch" 掠れ に、猛烈に、枝わかれする、…… がいゝ、…… 鳥たちに、恥ずかしい。そうでないと、――、
ハズカシイ、ハズカシイ
二〇〇一年五月二十七日、日曜日、上越新幹線の長岡から、良寛さんの寺泊、出雲崎に、大型乗合バス(越前交通)に、 たった獨りのお客様、良寛さんの里へと心弾ませて、いそいだけれども、美術館でみる[良寛さん]が、 ツマラナイ、……。つまらない、つまらない、と粒焼居手、僕は、すっかり淋しくなってしまって居ました、……。 [つまらない、つまらない、]……[どうしたのだろう、……]。渋谷や銀座で[良寛さん]に逢うのがとっても 気が重く、態々、寺泊、出雲崎まで、やって来たのに、こゝにも[良寛さん]は、居なかったのよ、……。 つまらない、つまらない、……。]
[光aura、……]が [お留守out for a walk、……]……というと、良寛さんが、[くすっと、……]わらった、……
孤獨が足りないんだよ]と、厳しい声が、聞こえて来ていた、……
[ぼなる(稲が豊かに實ることを云う、……)] [ぼたる(これは、僕の[造語]で、ぼたん雪が、下ル)]
その とき
そのときにはそのときどきの色があり掠れたり盛りあがったりしていることを鳥たちは知っている かべにたてかけてある杖の黒くてしわくなこと [肯yes、……] = [壁上鳥藤黒 皴] = 獨 居 living aloneの、良寛さんの [黒くてしわくの瞳]が、眼にうつらなければ、良寛んさは判らない、……と納得し、僕は僕のメモを 見詰めていました、……
二〇〇一年五月二十五日、仏蘭西の哲学者、詩人(知人) Michel Deguy 氏の講演+対話、天沢退二郎氏(明治学院大学)のメモ=朱書=十葉=メモ
[一方で月を眺め、…… を見る 老子ハ、…… 指差す指、……]
親のない子が仔を誕生([birth]― 起源、発生、出現スル、……)ように、 光もリズムも、その[途上の途々で、] 仔を誕生、……仔を誕生。
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