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モノづくり不思議教室 株式会社デンソー
ドロスレスレーザ加工技術 曲面部品への孔加工など幅広い応用が期待される
世の中の微小な部品の中には、直径が数百オm以下の微細な孔あけ加工が必要なものが少なくない。ノズルはその代表的なもので、数十〜数オmオーダの加工精度が要求される。 従来、このような微細で精密な孔加工には放電加工技術が使われてきたが、この方法では加工時間が長く、生産性が悪いのが欠点であった。 デンソーではレーザを用いた微細孔加工法の開発により、数百オm径以下の精密な孔を従来の約十倍の高速で加工することを可能とした。 一般にレーザ加工技術は鉄、非鉄、セラミックス、プラスチックス、木材、布、紙、複合材など、ほとんどの種類の材料を対象に、非接触で、工具の形状や寸法の制約を受けずに自由な形状に高速に加工できるため、切断、孔あけ、溶接などさまざまな用途ですでに利用されている。しかし、たとえばレーザで孔あけを行う場合、レーザエネルギーにより溶融された材料が、必ずドロス(溶けかす)として付着し、加工品質を悪化させるため、後工程での除去が必要だった。 レーザ加工では加工時にアシストガスとしてガスを吹き付けながら加工するのが一般的であるが、デンソーではそのアシストガスの吹き付け方(吹き付け角度、ガス流速など)を工夫することで、ドロスを飛ばし、加工対象へドロスがほとんど付着しないようにすること(ドロスレス加工)を可能にした。 この技術は円筒形や自由曲面の表面をもつ部品など、後工程でドロス除去が行いにくいものへの孔あけ加工に有効であり、さまざまな部品への適応が期待される。
材質:純鉄 レーザ:YAG(1.064μm) 穴径:φ0.3?(t0.4?) 加工箇所:84穴×6ライン 加工時間:約10秒
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