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NI Topics テクノロジーが切り拓く近未来の生活を体験


(P90-91)

NI

TOPICS

宇宙基地までエレベーターで行ける? 自動車で空が飛べる? オゾンホールもふさがるかも……?

一昔前までは夢物語にしか思えなかったことかもしれないが、現代の科学技術は、それらを現実化し得るところまで高度化している。

私たちのこの生活の延長上に、そのような未来が用意されていると考えたら、子どもでなくても胸がワクワクしてはこないだろうか。

そんな“5年後の未来”を実際に体験できる近未来テクノロジー展が、この秋に新規オープンする丸ビルを会場として10月に開催される。

テクノロジーが切り拓く近未来の生活を体験

丸ビル オープニングイベント展「After 5 years」

 今年九月に東京駅前に新しくオープンする「丸ビル」。“次代の丸の内を予見するショールーム”と位置づけられた、この新しいランドマークのオープニングイベントが「After 5 years――近未来テクノロジーエキジビション」だ。今はまだ研究・開発段階にある科学技術が五年後には生活の中にどう反映されるかを、実際に見て、触れて、体験してもらおうというコンセプトのもと、決して夢物語ではない、リアリティのある「未来」が提示される。

 しかし、なぜテクノロジー展なのだろうか。丸の内は四〇〇〇以上の企業・団体が集まった日本を代表するビジネスエリアだが、科学技術のメッカというわけではない。展覧会の企画意図を、同展開催準備事務局の下久保重義氏、島岡雅人氏は次のように語る。

 「第一に、夢を与えたいという思いがありました。経済社会が閉塞的な状況にあり、みんなが希望を失っているような時代だからこそ、ワクワクするもの、楽しいもの、元気が出るようなものを見せたいと思ったのです。では、日本が今もっている、夢や希望を与えられるもの、未来を切り拓く力になるものは何だろうか。それはテクノロジーではないだろうか、と考えたわけです」

テクノロジー発の新しい産業を生みたい

 一口にテクノロジーといっても、テクノロジーには技術そのものだけでなく、「ウォークマン」のように発想にポイントがおかれる部分もある。今回は、テクノロジーからの発想に重点をおいた展示となるそうだ。たとえば、衝撃を電気エネルギーに変換できる新素材を、発電装置を兼ねた住宅の床材として応用して見せる、というように。

 「ネットワーク、バイオテクノロジー、ナノテクなどの技術はこれからの新しい産業を開くと目されているわけですが、それらの研究がどういうもので、それによって何ができるのかを知る機会は、一般の方にはそれほどないと思います。この展覧会は研究者側の視点だけでなく、ユーザーニーズも考え合わせて組み立てられるので、専門家以外の方にもその技術の何たるかが実感しやすく、技術発の新ビジネスを発想するヒントになるのではないでしょうか」

 同時に、バイオテクノロジーや今号の特集でも紹介したヘルスケア技術などが、多くの人々に身近なトピックとして提示されることも意味のあることだろう。遺伝子治療がおこなわれるとはどういうことなのか、あるいは自分の生体情報が二四時間モニタリングされ、管理されるとはどういうことなのか。科学技術がもたらす未来を体験することで、科学技術から生まれる問題についても具体的にイメージできるようになる。そうすれば、できあがった未来をただ受容するだけではなく、自分たち一人一人の意識や行動が未来をつくるのだという能動的な姿勢も生まれてくるのではないだろうか。

空飛ぶ自動車やウェアラブルPCが出展

 出展が検討されているモノをいくつか紹介しよう。

 岐阜県工業会が中心となって開発中の「ミラクルビークル」は、翼を折りたたむと自動車サイズになり、道路を走れて空も飛べるという画期的な乗り物。これはエンジンではなく電動モーターで動くため、環境にやさしく音も静かだという。

 リチウムイオン電池搭載の電気自動車「KAZ」は、“ゼロエミッション・カー”。小型で高性能かつ斬新なデザインで注目を集めている。

 そして、造船所などの産業現場や、広大なイベント会場の警備などで威力を発揮するウェアラブル・コンピュータ。折り曲げられる薄型の液晶が開発されたことで、ますます用途が広がると見られている。ウェアラブル分野では、脳に直結して人間が見聞きしたものを認識するという「ライフレコーダー」も、出展が実現したら話題を呼びそうだ。

 このような展示品のユニークさからも、エンターテインメント性を重視した展覧会の構成がうかがえる。より多くの人々に科学技術に興味をもってもらうには、大変よい機会となりそうだ。

見て、触れて楽しめる最先端のテクノロジー

(P91写真キャプション)

展示予想図 右下が空飛ぶ自動車「ミラクルビークル」

開催概要

日時: 2002年10月4日(金)〜 10月30日(水)

場所: 丸の内ビルディング(JR東京駅前・平成14年秋竣工) 1階アトリウム、7階交流スペース、ホールを予定

主催: After 5 years実行委員会

共催: 科学技術振興財団、理化学研究所、産業技術総合研究所、日本経済新聞社、他

後援: 文部科学省(予定)、経済産業省(予定)、東京大学先端技術センター、

東京工業大学フロンティア創造共同研究センター、慶応大学(予定)、

早稲田大学、ウェアラブル環境情報ネット推進機構(NPO法人WIN)

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