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ウエアラブル情報スクラップ










P88_89

ウェアラブル情報スクラップ

植物原料プラスチックのウォークマン

ソニーマーケティング「ウォークマンWM-FX202」

筐体にとうもろこしからつくられる「ポリ乳酸」を採用した(筐体重量比9割以上)。ポリ乳酸は、とうもろこしやじゃがいものでんぷんや糖類を乳酸菌で発酵させ、化学的に結合してつくられるプラスチック。通常のプラスチック原料である石油の節約になるとともに、製造段階のエネルギー消費も低く抑えられる。生分解性があり、微生物や酵素のはたらきで最終的には二酸化炭素と水、無機質に分解する。課題はポリ乳酸の強度不足だったが、副原料を工夫することで筐体に必要な耐久性や耐熱性を実現している。ソニー以外では、富士通がノートパソコンに生分解性プラスチックの採用を始めている。

http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200208/02-0829/

超小型の次世代スマートメディア

オリンパス光学工業「xDピクチャーカード」

デジタルカメラ用メモリーカードとしては世界最小サイズで、かつ大容量化に対応した次世代「スマートメディア」。縦20.0×幅25.0×厚さ1.7mm、ほぼ切手大だ。デジカメのさらなる小型・軽量化が可能になりそうだ。容量は16MB、32MB、64MB、128MBの4種類だが、今年末には256MBを発売予定。将来は8GB(ギガ=10億)までの大容量化を予定している。新規格カードに対応したデジカメ新製品も今秋同時に発売予定。

http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/XD/n020822a.html

原寸大

「快眠度」を測定するセンサ

三洋電機

睡眠時の心拍、呼吸などの生体情報を無拘束でセンシングするシート状のセンサが開発された。絶縁性シートを2枚の電極で挟みコンデンサを形成し、微小な振動を電極間の容量変化に変換して検出する。小型、安価で寝心地を損ねることなく、心拍数、呼吸数、体動数を連続的に計測し、睡眠時無呼吸症候群などの診断に必要な情報を収集する。横60×縦10×高さ0.3cm(計測部は横10×縦10×高さ5cm)、重量約500g。在宅用として開発されたが、病院や施設でのベッドサイドモニタリングやセキュリティシステムへの応用も可能。また人の在床/離床や快適感の判定をおこない、それに従って家庭内のエアコンや照明をコントロールし、快適さや省エネの実現に役立てることもできそうだ。

携帯型ダイオキシン測定器

産業技術総合研究所

ダイオキシン濃度を短時間で測れる簡易測定器が開発された。装置は水晶振動子式センサと、使い捨ての測定チップからなる。センサ本体に測定チップを取りつけ、スポイトで試料をチップにたらす。チップの電極上にはダイオキシンとだけ反応する抗体を固定してあり、そのダイオキシンの重さを水晶振動子の周波数の変化で測定するというしくみ。試料採取から6時間程度で計測できる。従来の公定法であるGC/MS法(ガスクロマトグラフ質量分析)は、1検体の分析に4週間程度、費用は25万円程度かかった。簡易測定法としてエライザ(酵素固定化免疫測定)法もあるが、これは正確なデータが得にくい場合がある。水晶振動子センサは、GC/MS法に準ずる高精度な分析が可能だという。ダイオキシン類対策特別措置法にもとづき、今年12月からごみ処理場などの管理基準が強化されるため、携帯型計測器による現地分析の普及が望まれるところだ。

http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2002/pr20020717/pr20020717.html

「見えない光」で発光させる

カシオ計算機「MT-G」シリーズ

耐衝撃腕時計「MT-G」シリーズに、蓄光塗料(蓄積した光エネルギーで一定時間光り続ける)、ELバックライト(文字板の裏から光を照らし、影を利用して針や文字を見せる)に次ぐ第3の照明方式として、新照明「ネオンイルミネーター」を採用した。側面のブラックライトLEDから不可視光を照射し、この波長に反応して、文字板や針に塗布した特殊蛍光塗料が発光する。消費電力は従来の半分。色の違う蛍光体を使えばカラフルな発色が得られ、デザイン性・視認性も向上する。同社はネオンイルミネーターを中核技術と位置づけ、自動車やオートバイの計器向けなど幅広い用途を開拓していく。

http://www.casio.co.jp/release/2002/mtg_520.html

世界最小のSDカード型PHS端末

セイコーインスツルメンツ

DDIポケット「エアーエッジ」の32Kパケット通信、および回線交換の64KPIAFS、32KPIAFSのデータ通信に対応する、PDA接続用の通信機能内蔵SDカード型端末。既存のPCカード型製品の性能は確保したまま、大幅な小型化に成功した(55×24mm、重さ約6g)。これまでPDAで通信をおこなう場合、ケーブルで電話機に接続するか、コンパクトフラッシュを使うか、または拡張インタフェイス(ジャケット)を装着して通信カードを使用するなどの方法をとっていたが、SDカードを直接SDインタフェイスに装着するだけで通信ができるようになる。さらにデジタルカメラや携帯オーディオなど各種家電製品にも、同端末を使って通信機器化できる可能性も見えてきた。今年末発売の予定。

http://www.seiko-instruments.co.jp/hppack/news/n01_news_detail2002_dgn.cfm?id=1485

原寸大

加熱するとネジ山が消える!

三菱重工業

熱を加えるとネジ山が平らになる形状記憶ポリマー製のネジ。もちろん世界初。テレビ、エアコンなど家電製品や携帯電話などのIT製品向けに開発したもので、解体時に加熱するとネジ山が消え、元の棒の状態に戻るので簡単に引き抜け、解体をスムーズに始められる。従来のネジは取り外しに時間がかかり、ネジがサビて外せないことも多い。素材のポリマーはリサイクル可能だ。ポリマーは120℃で軟らかいゴムの状態に変わるが、その温度は任意に設定することもでき、使用する製品に適した温度設定も可能だという。同社が開発した形状記憶ポリマーは、すでに点滴用の針、介助用スプーン、フォークの持ち手、スポーツウェアなどの衣料素材などに使われている。ネジは2004年に商品化の予定。

http://www.mhi.co.jp/news/sec1/020626.html

携帯型環境ホルモン測定器

電力中央研究所

従来の環境ホルモン測定方法は、大量の水を採取して実験室に持ち帰り、体積を1000分の1になるまで濃縮して計測するため、検出には数日から数週間かかった。同研究所は、生物がもつ「抗原抗体反応」に注目、特殊な蛍光物質を使って光で測定する方法を開発した。幅約30×高さ約25×奥行き約20cm、重さ約5kgの携帯サイズ。現場で1cc程度の水を採取すれば10分程度で測定できる。また、複数の環境ホルモンを一度に検出することが初めて可能になり、1兆分の1のpptレベルまで測定できる。従来のエライザ法に比べ、女性ホルモンの一種であるエストリオールやダイオキシンの一種であるコプラナPCBは50倍程度の感度で測定できることも確認された。

http://criepi.denken.or.jp/jpn/PR/Press/2002J/08-01-j.html

マウスで個人を識別する

富士通研究所

手のひらの静脈パターンで個人を識別する装置を、パソコンのマウスに内蔵する。静脈パターンは、一人一人異なり、生涯不変だという。しかも体内の情報なので、盗むのは難しい。バイオメトリクス認証(身体の特徴や行動的特徴にもとづいて個人を認識する技術)の中でも、高精度で多くの人が登録でき、なりすましが困難な方法だという。マウスに置いた手のひらに近赤外線を照射して、皮下組織中にある静脈部分を撮影、その静脈パターンを抽出し、登録された静脈パターンと照合する。同研究所の実験では、約700人を完全登録し、完全識別に成功したという。マウスに搭載することによって、オフィス環境などでも違和感なく簡単に個人認証をおこなうことができる。マウスのほか、壁設置型や携帯機器型なども可能。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2002/08/28.html

リオから10年、持続可能な世界へ向けて

持続可能な開発に関する世界首脳会議

(8/26〜9/4 南アフリカ・ヨハネスブルク)

92年ブラジルのリオデジャネイロで開かれた地球サミット「国連環境開発会議」から10年。「リオ・プラス10」と呼ばれる今回の会議の目的は、リオで採択された「アジェンダ21(持続可能な開発のための具体的な行動計画)」にもとづき、その後の10年の変化をふまえつつ、再び持続可能な世界実現のための施策を取り決めること。最終的には、各国首脳による持続可能性の実現に向けての「政治宣言」、および「アジェンダ21」の実施を促進するための「実施計画」が採択された。また今回は各国政府以外に産業界やNGOの代表も数多く出席し、実施計画をふまえ、国際機関やNGOなどの具体的なプロジェクトを表明するさまざまな「約束文書」が取りまとめられた。その他、重要課題として「再生可能エネルギーと水(水道インフラ)」「京都議定書の批准促進」「ODAの拠出目標と途上国債務免除の条件」「国際秩序のガバナンス(環境条約とWTOの優位性)」などについてもある程度の合意を得ている。次回サミットはメキシコ開催の予定。

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